ダランベール法(ピラミッド方式)の罠とは

投資の勉強を少ししてみましょう。
今回はダランベール法(ピラミッド方式)についてです。

ダランベール法(ピラミッド方式)とは


ピラミッド方式という投資方法があります。

下がったら1買う。
もっと下がったら2買う。
さらに下がったら3買う。

これの繰り返しの方法です。

具体的には、仮想通貨で考えたとして0.8 BTCの銘柄があったとします。

0.79になったら1つ買う。
0.78になったらさらに2つ買う。
0.77になったらさらに3つ買う。

……
…………

このようにすれば、例えば0.77まで買った後、0.79に値上がりすると0.01の利益が8個、つまり0.08BTCの利益になります。
基本的に値上がりはランダムウォーク、上がるか下がるかは時間平均で見ればならされるものですから、下がったら買って上がったら売るというのは自然な方法です。

では、このダランベール法の罠とはいったいどこにあるのでしょう。

ダランベール法の罠


それはその銘柄の流動性が下がったとき、つまり殆ど誰も買わなくなった時に生じます。
現在仮想通貨は色んな種類のものが乱立しており、資金の持ち主は大体中国かアメリカです。
彼らの興味・関心がなくなった銘柄は一気に投げ捨てられる傾向にあり、基本的には底を這うことになります。

ダランベール法では、銘柄の値段が下がったときにより多くを買いあさることになります。
値段と同時に取引高ががくっと下がった銘柄を買いあさることになるのが基本ですので、すぐにはそれを売りさばけません。買ってくれる相手がいないのです。

よく、積み立て投資とかでダランベール法をおすすめしてくる人とかがいますが、彼らはこのことを知っていながらも全然素人には教えてくれなかったりします。

有用で勝率の高い方法ではありますが、このダランベール法は「出来高(取引高・流動性)が低い銘柄では使うな」ということが鉄則です。
初心者がよく殺される典型的なパターンですので、皆様もご注意くださいませ。

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